ドライバーが自分のテクニックで車を操れる

テクスチャー14FR車はフロントにエンジンを積み込んで後輪を駆動するために、どうしてもキャビン内を貫く形でプロペラシャフトが出しゃばってきます。特に車高の低いFR車であればあるほど、ソファの肘掛化と見紛うほど大きなセンタートンネルを目にすることと思います。これだけセンタートンネルが大きいと、その居住性はどうしても疎外されてしまいます。それでもなお多くのドライバーにFRレイアウトが支持されている理由は、ドライバーが自分のテクニックで車を操れる余地が非常に多く残されているレイアウトだからと言えるでしょう。特に峠の連続するコーナーを走り抜けるときなどは、前輪で操舵、後輪で駆動するということの役割分担が明確なFR車は、ハンドルの切り込み方と、アクセルワーク、そしてシフト選択などの組み合わせによって実に自在なライン取りが可能であり、場合によっては派手な四輪ドリフトを演出することも可能ですし、速さを追及したグリップ走行を極めることも可能です。いずれにしてもドライバーの意思に応じて自由自在に車を操る楽しみがFR車では実感できるということなのです。アクセルを踏み込んだ時に背中から思い切り押し出されるようなGの感覚は、他の乗り物ではなかなか味わうことのできない快感だと思います。

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